アイトワ

知 る

愛に生きる

2022.05.15~06.15

意を決して、飛び出した「祈りと巡りの旅」を通して。
愛されているという実感を感じさせてくれる人や場が増えてきた。

これまで「愛されてない」「認められてない」
そんな風に感じてた”内”から新たな感覚が芽生え始める。

“たろうの世界も十分素晴らしい”
「愛されたい」という器が着実に満たされ続けたことで
誰かが用意してくれた世界ではなく
自らが創り出す世界を生きようと決心が改めて固まる。

反転した世界(愛と感謝のエネルギー)は
これまでの世界とは全く違う次元に来た感覚で。

ただ、不安や焦りから“拒絶”するような形ではなく
世界を信頼し、自ら開いて差し出していく。
“知る”ことで、目の前の対象に対して想いを馳せる(想像する)

そんな時に出会ったのが、「ことばの焚き火」だった。
”薪を炎にくべるように、ただ場に出す“

自らの気持ちや言葉を「対話」という手法を使って、場に出す。
途中でその場を離れても、何も言えなくても

「ただ、在る」という状態を互いに認め合う。

著者のまみーた、かずさん、じゅんさん、みのさん
それぞれとそれぞれの場でそれぞれ「対話」をする中で

今まで”本音“を言えなかった、たろう自身が
なによりも救われた出会いになった。

「愛に生きる」ことは、決して間違いなんかじゃない
そんな確信を直島で得た。

そんな折に、京都の鞍馬寺で
「ウエサク祭」という満月祭が開かれるのを耳にする。

鞍馬寺が金星のエネルギーで、三尊天をお祀りしていること
牛若丸天狗と共にが剣術の修行に明け暮れていたという伝説を耳にし

奥の院にある、魔王殿で目を閉じ座っていると
ひとりの女性が話しかけてきた。

「何されてるんですか?」

聞かれるままに、これまでの経緯を話し
九州方面に向かいたいと告げると

その隣にいた男性が
「鹿児島に帰るついでに送ります。」

そんな風に申し出てきた。

数日後、こうすけと連絡を取り合い合流すると
そこには、見知らぬ男女がいた。

京都のシェアハウスに住む、ハレル
目の見えない、やすべぇ

どうやら、2人とも九州方面に向かいたいらしく
急遽、4人での旅が始まった。

道中、西日本の神社仏閣をメインに巡りながら
知り合いのツテを使わせて頂き、滞在させて頂く毎日。

まるで、西遊記のキャラクターのような姿であちこち旅する4人の中で
一人、「愛に生きる」姿を体現し続ける。

頂いたお金の巡らせ方
泊めさせて頂いた方々への想いあるお礼

そんな一つ一つを丁寧に伝え続ける旅だったと
今は思う。

九州へ向かう旅の途中に訪れた、広島県の三次。

友人に繋いでもらって、
夜遅く泊めさせてもらうことになった。

三次の地で出会った

活人空手家・竹内大策
オーガニックロッカー・TOKI(清水十輝)

彼らを一目見た瞬間、それぞれの在り方が
たろうの半身と半身で在ることを感じた。

「この人たちが創り上げる未来を共に見ていたい」
彼らが語る言葉とエネルギー

その一つが、たろうと同じ未来を描いていて。
これから末永く続いていく関係であり、同志で在ると感じて

魂が喜びで震えていることを感じた。

ことばの焚き火と出会ってから
言葉や気持ちを場に出すことで、少しずつ本音を言えるようになってきた。

そんな折、まみーたが「ことばの焚き火」を携え
さまざまな人や場と出会い、「対話」を深めていく

うっかりツアーなるものを企画。
より深く「ことばの焚き火」に対する理解を深める為に
たろうも撮影班として、ツアーに同行することに。

東北や近畿地方を巡りながら
まみーたにゆかりのある人や場と出会い「対話」の場を体験し続ける毎日。

場にいる人々の存在そのものを受け入れ
ただ、空間・時間を共にする中で言葉だけではない部分でも
「対話」を重ねていく。

ファインダー越しに見えた、まみーたの後ろ姿。
まるで、深い海の底でただじっと佇んでいるような在り方。
グーッと場の空氣が深く深く沈んでいくような感覚だった。

三次での滞在から、1週間。

ことばの焚き火のまみーたと共に
「対話ツアー」のような旅に同行していた。

しかし、TOKIくんに誘われた大分でのDIYのことが
頭から離れず、500円玉1枚を握り締め
縁もゆかりもない、大分県の臼杵市大浜に辿り着く。

そこでは「無人島再生プロジェクト」と題し
発案者の美樹さんの祖父母が住んでいた空き家のDIYと共に
対岸にある“無人島・津久見島”の再生を行なっているらしい。

細かい事情は、何も聞かされていなかったけれど
いつも通り、自らを開き全身全霊で持ちうる全てを差し出す毎日を過ごす。

1日の終わりに必ず
DIYや島視察の様子を写真や映像で共有し

参加する一人一人の“健やかさ”が保たれ続けるように
働きかけ続ける毎日を共に過ごした。