アイトワ

知 る

アイトワ壱

2022.06.15~09.10

縁あって訪れた大分の無人島。
突如湧いてきた「アイトワ」という言葉。

「愛とは?、愛永遠、愛と和、I to wa、、、」

これまで当たり前に思っていた概念や常識や定義。

“愛の世界”に着実に目醒める中で
改めて、自らの存在、”愛”の存在を問う毎日が始まる。

無人島再生プロジェクトに参加していた時
参加者の中に“バーズ”というヒーリングができる女性がいて
物は試しと、たろうも受けてみることに。

しばらくすると、一つの言葉が降ってきた。

「アイトワ」

その言葉に連なるように

愛とは?、愛と和、愛と輪、ItoWa、、、

など関連した言葉が次々に湧き上がってくる。

「愛に生きる」と決めた時から、3ヶ月。
これまでの経験や感じてきたこと
その全てが一つの“音”に集約された気がした。

まみーたに言われた
「容赦なく生きろ」という言葉。

6月上旬のことばの焚き火ツアーを終えて

人との出会いを”ファッション“で語ったり
最後のところで曖昧にしようとしていた、たろうの姿勢を
見抜いていたまみーたから言われた言葉。

自分自身でも気づいていなかったパターンに直面させられ
改めて、その言葉の意味を深く感じることとなった。

今も、この言葉は胸の奥底で息づいていて。

どんな時も、どんな存在も尊重されるべきであると
この時、改めて感じることが出来るようになった。

3月の旅から
徐々に疎遠になっていた泰成と久しぶりに京都で再会した。

進みたい方向性が
徐々に違ってきていたことを言い出せず
彼からの連絡や接触を避けるようになっていた。

久しぶりの再会も
言葉を交わすも、どこかうわべをなぞるような感覚だった。

「今まで言えなかったこと、ちゃんと言わなきゃ。」

大の大人が涙ながらに言葉を紡ぐ。
これまで言えなかった気持ちや言葉を、場に出した。

「寂しかった」

泰成から出た言葉に、再び涙が溢れる。
2人で抱き合い、これまでのすれ違いが調和した瞬間だった。

大分で出会った美樹さんからの依頼で
京都のマルシェに撮影班として参加。

「いのちの音を奏でよう」をコンセプトに
イベントやオラクルカードなどのプロダクトを展開する彼ら。

正直、最初は何をやっている人たちなのかも分からず
頼まれるがままに写真や映像をシェアした。

また、京都滞在中の期間に
去年住んでいた三重県に伊勢神宮参拝を兼ねて訪れた。

半年ぶりに戻っても、その土地には
あまり良い思い出はなかったけれど

共に訪れた、ハレルとこうすけ
ここまでに出会った愛のある人たちのお陰もあり
少しずつ、でも確実に見える景色が変わり始めていることを感じることとなった。

今年、4度目の直島来訪。

今回は、たろうのアイトワの電子書籍制作とホームページ制作を
請け負ってくれる、ゆみさん、ゆっこさん家族と共に

天祭-TENSAI-の美樹さん家族も連れて美術館を巡る。

世のお母さん達と不思議とご縁のある、たろう。
彼女たちの愛のエネルギーも受けて

たろうから湧き上がってきた「アイトワ」は
1人だけのものではない。

誰もが、潜在的に持っている”愛“のエネルギー
その目醒めを促す為、たろうは「アイトワ」をキーワードに活動している。

ようやく、彼女たちの力をお借りするタイミングが来た。
この環がどこまでも広がっていくように願いを込めて。

「アオのMVを撮りたい」
天祭-TENSAI-美樹さんから、出た言葉を実現する為

8月の無人島再生プロジェクト前に
九州の宮崎→屋久島へ。

アオを歌うAsumiさんと
パートナーでサウンドプロデューサーのあっちゃん全面協力の元

様々な神社仏閣や絶景スポットを巡り
撮影を進めていく。

予期せぬハプニングがキッカケで
Asumiさん、あっちゃん、美樹さん、たろうの絆は深まり

最高の撮影とご神事旅を経験できた
この4人で島再生のドキュメンタリー映像制作も進めていくことも決まった。

これからが楽しみだ。

6月の初来島から、2ヶ月。
屋久島での撮影を終えて、そのままの足で大分県入り。

今回の目的は、10月10日(トツキトウカ)に開催される
天祭-TENSAi-主催の祭「島祭-SIMASAI-」を想定した視察。

島の持ち主である伊藤さんへの取材や
お孫さんの光波ちゃんとの対面。

ドキュメンタリー制作への道筋が見えてきたこともあり
前回のような偶然のご縁だけではなく

島を通して、さまざまな人々の物語を
100年後の未来へ残し、伝え、紡いでいく為の準備を始める。

そして、このタイミングから天祭-TENSAI-との関わりが強まり
気づけば、Mr.天祭-TENSAI-のような立ち位置になっていくのであった。

「富士山に登りたい」
ふと、そんな気持ちが湧き上がってきた。

富士山はたろうにとって大事なお山。

旅に出る前に富士山を2往復した時から感じていたけれど
山はいつも試練を与えてくれる。

海は、ただただお母さんのような
深い愛で包み込んでくれる存在。

山は、お父さんのような厳しさを持ちながらも
一歩一歩登りながら対話する中で、迷いや葛藤を正してくれる存在。

今年共に旅した、こうすけと泰成と登る中で
サヌカイトの音を奏でたり、共に励まし合いながら
登れたことが純粋に嬉しかった。

6月に初めて出会った、ステファンとゆうこさんの2人。

2人は、いつもたろうの旅路を応援してくれていて
今回の撮影もステファンが一言

「たろうのセンスに全て任せる」
そう言ってくれて。

最大級の安心・安全の中
北の大地で共に旅をし、2人の新たな門出を祝うことが出来た。

多くは語らず
ただ、友として共に在ってくれる2人と出会えて
本当に有り難く、感謝の気持ちだけが溢れてくる。

ステファン、ゆうこさん
結婚おめでとう。

無人島再生プロジェクトの一環として。

美樹さんとあすみさんと共に
滋賀県の竹生島へ。

この島には、最古の弁天様が祀られていて
津久見島に祀られている弁天様の大元としても大切な場所らしい。

美樹さんとあすみさんと共に巡りながら
弁天様のエネルギーや黒龍のエネルギーを感じつつ

10月の島祭-SIMASAI-に向けて
想いを馳せる。

長野県安曇野市
イラムカラプテという場所を舞台に開かれた“イマジンフェス2022”

主催・きむらのりこの想い。「今の心を掬い上げる」

のりこが言葉にする「今心(イマジン)」は
今ここの意識にいつも戻してくれる。

一つ一つの瞬間を撮影しながら、聴こえてきた中嶋晃子さんのDeepLove。

その美しい歌声に、たろうがこれまで
ギュッと握り締めて閉じ込めてきた想いが溢れ出した。

泣いても、泣いても、流れる涙。
どうしても止められなくて、涙が乾くまで泣き続けた。

また、その後には天祭-TENSAI-の一人としてステージに上がり
これまでの旅で出会った仲間たちと音を響かせ合う。

たろうにとって、一生忘れられない1日になった。